色彩心理学 (24)

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職場によい色

自分の働く会社について思い浮かべてください。 皆さんの職場は、どのような色が多いでしょうか? 色彩心理学から職場に望ましい「色」について考えてみましょう。 応接室には黒のソファーが似合います。 実際、黒のソファーを採用している会社は多く見られるのではないのでしょうか。黒の家具を用いることによって、部屋を重みのある空間にすることが出来るのです。 会議室に向いた色にはグレーや茶色があります。 グレーは面積を多くするとやる気をそいでしまいますが、個人としてではなく社内だったりグループだったり、まとまって作業するときには良い色とされます。一致団結する時には、個性は抑え気味にされるグレーがよいのでしょう。 日本の会社では机や椅子がグレーのことが多いかと思いますが、「個」よりも「全体」を優先する日本らしいオフィスといえるかもしれません。 反対に、積極的に会議で発言してもらいたい、参加してもらいたい、という時は赤い花など赤色を飾ると良いでしょう。赤は刺激の色。会議中、赤色によって刺激を与えられることで発言も活発になると考えられます。 慎重さや堅実さが求められる会社では、茶色も実に効果的です。大事な仕事がある場合は、社員の周りに茶色の小物を周りに置いておきましょう。茶色が持つ堅実さが社員にもしっかりと働き、その思考は慎重、堅実なものとなります。 青色も作業場に取り入れると、能率が上がるといわれます。特に、デスクワークが主の会社は青、目にきつくない薄めの青を取り入れてみると良いでしょう。青をはじめとした寒色系の色に触れていると、時間を短く感じるというのです。その結果、作業の効率も上がるのです。 さて、自分の会社にあてはまる「色」はありましたか?

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財布の紐をかたくする色

「最近お金を遣い過ぎてるなあ……」そう思ったときは、財布を変える、特に色を変えてみるのはいかがでしょうか? 無駄遣いをセーブするために効果的な色はいくつかあげられますので、その中で自分の好みの色をチョイスしてみるのはいかがですか? 無駄遣いを防ぐ色は、次の三色です。 ・緑色 緑色にはお金の遣い過ぎをセーブしてくれる効果があります。 お金を遣う時に緑が目に入るようにしておくと、自分は意識しなくとも余計な出費を抑えるといわれます。 ・青色 続いての色は、青。 青は理性的な色。人を冷静にさせる効力があります。衝動的に何かがほしくなったとき、レジに走る前に青色を見るとはっとわれに返る……なんてことも。 衝動買いや自分に見合わない大きすぎる金額の買い物を防ぐのが、青色の効力です。 ・茶色 最後の色は、茶色です。 実はこの茶色が無駄遣い対策には最強の色。 茶色自体が持つ堅実性が、お金を遣うときにもしっかりと働いてくれるのです。 倹約しなければならないとき、お金をためなければならないときなどは財布や小銭入れなどお金にまつわるものに、積極的に茶色を取り入れていきましょう。 緑、青、茶。それぞれお金回りのものに用いると節約に役立つ色です。ただ度をすぎた倹約はケチと呼ばれるもと。何事もほどほどにしておきましょう。

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美味しい食事に美味しい色

ダイエットに効果的な色もあれば、逆に見ているだけで食欲が増す色もあります。 それが「オレンジ」です。 色彩心理学上では、オレンジは食欲を増進させるとされています。オレンジ色は気持ちを明るくさせるだけではなく、身体上にも影響を与えるのです。 食べ物を食べる場所、ダイニングなどにオレンジ色を飾ってみましょう。そうすることで食欲が増進し、美味しく食事が出来ます。食べる気力がない、病後などで食欲がわかない、という時などは特にオレンジ色を効果的に配置し、色彩心理学の面から元気になっていくと良いですね。 オレンジ色が影響するのは何も食べるときだけではありません。 料理を作るのが面倒だと感じたり、楽しくないと感じたりしている人は、まずオレンジ色の小物をキッチンにおいてみてください。キッチンなど「料理を作る場所」にオレンジ色を配置することで、オレンジ色がない場合と比べ色彩心理学的には楽しく料理することが出来る、と考えられます。 楽しく料理をし、なおかつ、オレンジ色に触れていることで食欲も増進して美味しい食事をとることができるのです。 余談ですが、便秘で悩んでいる人は黄色が目に触れるような環境にしてみると良いでしょう。黄色は胃液の分泌を促して消化を促進し、便秘の解消に効果があると考えられるのです。

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ダイエットに効果的?

皆さん、一度は「ダイエットしよう!」と心に決めたことがあるのではないでしょうか? けれど「運動する時間はないし、食べる物を減らすのは辛いし……」と挫折してしまった人も多くいるでしょう。 そんな人は、まず色彩心理学の観点から軽い気持ちでダイエットを始めてみませんか? なぜ「色」がダイエットにつながるのか、と思われる方も多いでしょう。 勿論、ただ色を「見る」だけで痩せる、というわけではありません。 ある色を「見る」ことによって必要以上の食欲が抑えられ、ダイエットにつながるのです。 これこそまさに色が心理にもたらす影響、色彩心理学を利用したダイエット法、なのです。 「食べたい」と思う量自体が減っていれば、思い切り食べても食べる量は減少することになりますよね。無理なく食欲を減らし、食べる量を減らす。それがこのダイエット法です。お手軽でしょう? 色彩心理学はこんなところでも役に立つのです。 では、肝心の色について。 色彩心理学の上で、食欲を抑える色は「青」とされています。 食器を青にしたり、テーブルを青にしたり、はたまた照明器具を青にしたり。方法はいくらでもあると思います。 この方法、「効果が目に見えてあらわれる!」といえるダイエット法ではないかもしれません。ですが、食卓の周りに青を置く、という簡単なものですので、気軽に始めるには良いものだと思いますよ。

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へやのいろ?C

へやの色」?@~?Bで見てきた色については参考になったでしょうか? この?Cでは少々奇抜ともいえるピンクと紫の部屋について触れます。 ピンクも紫も、部屋全体を一色に染めてしまうと強烈な印象を与えるものとなってしまいますが、色合いを変えたりアクセント的に用いることで心理的に良い効果を与えてくれるのですよ。 ・ピンクのへや ピンクの小物は、女性必見の効果を持っています。 それは、美容効果! ピンク色は卵巣ホルモンの分泌に役立つので、髪や肌を美しく保つのです。だから、女性が美を磨く場所、たとえばドレッサーや洗面台などにピンクの小物を置くことは非常に効果的といえます。 派手なピンクでなくとも、薄いピンクでも同等の効果が得られますよ。疲労感を軽減する効果もあるので、寝室で用いることにより若々しい身体を保つこともできます。 ・紫のへや 紫の部屋を想像すると独特の、いわば奇特な印象を抱くかもしれません。しかし、紫は感受性を高める色。生活の中にうまく取り入れることで、感受性豊かに暮らすことができます。 同時に肉体的な安らぎを与える色ですので、この色のシーツを用いて寝ると熟睡できるでしょう。 ただ紫が多くなりすぎると、現実から切り離し、自分だけの世界で生きてしまいがち。現実を見落とさないようにしましょう。 それぞれの色には長所と短所があります。 部屋をどれか一色で完全に統一してしまうよりは、アクセントで違う色を入れていった方が色彩心理学的には良い部屋と言えるでしょう。 今の自分が必要としているのは何かを考えて、それに適した色を取り入れていくことが素敵な部屋作りの第一歩かもしれません。

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