色彩心理学 (24)

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嫌いな色別性格診断?@

好きな色もあれば嫌いな色もあります。もちろん色彩心理学上、好きな色だけでなく、嫌いな色からその人について理解することも出来ます。 何色を嫌うかは、過去の経験によって決まるといわれています。 自分が今何色を嫌っているのかによって自分自身の状態を知ることも大事ですし、話題の一つとして、身の回りの人が何色を嫌っているか尋ねてみても良いのではないでしょうか。 相手はたいした意識をせずに答えたことでも、嫌いな色からその人自身の状態を推測できます。 その情報は、対人コミュニケーションに十分利用できるものです。 ・黒を嫌う人 自己中心的な考えに陥っています。自分の考え以外は必要ないと、自分の考え以外を排除したがっています。 何事に対しても否定的になっている時、この色を嫌う傾向にあります。 ・灰色を嫌う人 今の生活に満足できていません。 毎日の生活が単調、退屈に感じられ、刺激が得られることを求める時、没個性のこの色を嫌うようになります。 ・赤を嫌う人 挫折感を味わったことがある人です。 「自分はこんなに努力しているのにちっとも報われない」など、努力が認められないことに無力感を感じている人が赤を嫌う傾向にあります。 ・青を嫌う人 周囲の人に気を配り、礼儀を重んじる人が青を好むのに対し、青を好む人は自分は恵まれていない、自分は周りの人に比べて不幸だ、と感じています。

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その他の色-茶・オレンジ・ピンク

白・黒・灰・赤・青・黄・緑・紫の色についてはそれぞれ別に取り上げましたが、世の中にはまだまだ色々な色彩が存在します。次の色を好む人についても、それぞれどんな性格の人が多いかわかっています。 ・茶色-安全 茶色自体にどこか心が落ち着く、安定したイメージを抱くことはないでしょうか? 茶色が家庭の暖炉などを思い起こさせることからそのイメージが生まれるのかもしれません。 この人が好きな人は、周りと合わせられる人。 協調性のある人がこの色を好みます。協調性があるだけあって、人付き合いも良い人です。 周りから見て「安全」な人ですね。 ・オレンジ-社交的 オレンジは明るいイメージがあります。 情熱の象徴である赤と明朗さを示す黄色が混じりあった色ですので、明るくなるのは当然かもしれません。 この色を好む人は、人とのコミュニケーションを重要視します。 社交的で、仲間意識の強い人がこの色を好みます。 ただし少々おせっかいになりがちな所もあるので注意しなくてはなりません。 ・ピンク-ロマンチスト 情熱の赤と清楚の白が混じりあったピンクを好む人は、繊細。 なおかつ、ロマンチストでもあります。 優しさや穏やかさを持っており、愛情深く他人に接することが出来ます。 一方で、自分自身が誰かに甘えたがる傾向もあります。

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紫-感覚的

「紫」について、どういったイメージを持っていますか? 紫は人の好みも、持つイメージも人によって大きく異なる色かもしれません。紫、と聞いて思い起こす色合いも、人によって少しずつ異なっているかもしれませんね。 この紫は、神秘的な色とされています。 感覚的でもあり、性的な、エロチックな色。 色彩心理学においては、男性がラベンダーのような紫色に女性の魅力を喚起される、と言われています。 この紫を好む人は感受性が豊かな人と考えられます。 繊細で、芸術家肌。想像力、発想力も豊かなのですが、そういった人はなかなか周囲からは理解されにくかったりもしますよね。そういう意味では「複雑な人」ととられることも多い性格の持ち主といえます。 赤と青、色彩心理学においても正反対の色を混ぜ合わせて出来た色ですから、それを好む人が複雑なのも納得かもしれません。 この色を好む時期は、精神性が高まっている証拠です。 直観力、ひらめきも鋭く、芸術的才能が芽生えやすいとき。普段はなかなか出てこないアイデアもぱっとひらめくかもしれません。 ただ「芸術家」にありがちな難点が出やすい時期でもあります。 それは、協調性に欠ける、という点。 自分の世界に没頭しすぎて周囲の状況を見失わないよう注意しておく必要があります。

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緑-調和

「新緑の季節」とも言われるように、緑色と自然は密接な関係があります。 実際、緑から何をイメージしますか、と問われたら「自然」や「樹木」、「草花」と答える人は少なくないでしょう。 そんな緑は、安心感や調和を表す色とされています。 この色が好きな人は、堅実。忍耐強く、堅固な人とも言えます。 緑色が好きな人はしっかり者なのですが、それが逆に「堅実すぎて面白みがない」といわれることもしばしば。 またこの色が気になる、気にかかるという時期は、優しい気持ちが溢れている頃。 誰かに何かをしてあげたい、という気持ちや、自分がしたことに対して感謝されたいと思っているときに気にかかる色です。 「心を充実させたい!」 と思っているときに気になる色、といえるかもしれません。 そういった面ともう一つ、緑は体が休息を求めているために気にかかる、ということもあります。 森林浴をしたり、自然の緑に触れたりしたとき、心が安らいだ、どこかホッとした、といった経験は誰しもあるかと思います。このように、緑には心と体のバランスが崩れているときにそれを治してくれる力があるのです。また心身を緊張からリラックスさせる効果も持っています。 人は知識として緑の「色」がどんな力を持つのか知らなくても、その効能を知らない間に理解し、利用しているのですね。 無意識に体が「緑」を求め始めたとき、少しでも「疲れているんじゃないかな」と思い当たるところがあるようでしたら、心身を休めてあげることも重要です。 もちろん、自然の中を散歩するなどして緑の力の助けを借りても良いですね。

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黄-光

黄色はまぶしい光だったり、鮮やかな花だったり、どちらかというと明るいイメージを抱かせる色ですよね。 明るく、華やかで、どこか開放的な色。それが黄色ではないでしょうか。 この色を好む人は、変化に富んだ生活を好む傾向にあります。同時に、自分が求める理想に対して、努力を惜しまない人でもあります。 真っ直ぐ目標に向かって頑張る、という性質自体は良いものなのですが、そのような性質を持つ黄色が好きな人、今の気分では黄色が気になる、という人は、頑張りすぎて周りから浮いてしまうこともあります。 何事もほどほどが一番といいます。頑張りすぎも禁物です。 ところで、皆さんはレモンに近い黄色を見るだけでつばが出てきて口がすっぱくなった、という経験はありませんか? これはまさしく「黄色」が人の神経を刺激した証拠。目からの情報だけで、実際はレモンを食べているわけでも、匂いをかいだわけでも、レモン自体を目にしたわけでもありません。これはレモンがかった黄色から脳がビタミンCを連想し、脳の働きを活発にするのです。 また黄色は心を開放的にする力があるので、初対面のときなどに少し黄色の入った服を着ていくと、相手が「この人は話しやすい人だ」という印象を持ってくれます。 そういう印象を与えればしめたもの。その後のコミュニケーションが取りやすくなります。 これこそが黄色の持つ力。 人見知りをする人が初対面の人と会うときは黄色を身につけていきましょう。きっと黄色の力が助けてくれますよ。

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