緑-調和

「新緑の季節」とも言われるように、緑色と自然は密接な関係があります。


実際、緑から何をイメージしますか、と問われたら「自然」や「樹木」、「草花」と答える人は少なくないでしょう。
そんな緑は、安心感や調和を表す色とされています。

この色が好きな人は、堅実。忍耐強く、堅固な人とも言えます。
緑色が好きな人はしっかり者なのですが、それが逆に「堅実すぎて面白みがない」といわれることもしばしば。


またこの色が気になる、気にかかるという時期は、優しい気持ちが溢れている頃。
誰かに何かをしてあげたい、という気持ちや、自分がしたことに対して感謝されたいと思っているときに気にかかる色です。
「心を充実させたい!」
と思っているときに気になる色、といえるかもしれません。


そういった面ともう一つ、緑は体が休息を求めているために気にかかる、ということもあります。

森林浴をしたり、自然の緑に触れたりしたとき、心が安らいだ、どこかホッとした、といった経験は誰しもあるかと思います。このように、緑には心と体のバランスが崩れているときにそれを治してくれる力があるのです。また心身を緊張からリラックスさせる効果も持っています。


人は知識として緑の「色」がどんな力を持つのか知らなくても、その効能を知らない間に理解し、利用しているのですね。


無意識に体が「緑」を求め始めたとき、少しでも「疲れているんじゃないかな」と思い当たるところがあるようでしたら、心身を休めてあげることも重要です。

もちろん、自然の中を散歩するなどして緑の力の助けを借りても良いですね。

しぐさで分かる心理学|緑-調和