心理療法って何?

臨床心理学の要素の一つに、心理療法があります。
療法、という言葉からわかるように、これは治療するための技法になります。


もちろん、一言で心理療法と言ってもその技法はひとつではありません。
心というのは人それぞれであり、問題も、その原因も様々。だからこそ、それを癒す方法も種類も多くなるのは仕方ないことですよね。


それは逆に言えば、人の心は一つ限りの方法でなんか癒せないということ。
その人の状態を見ながら、その人にあった治療法を行っていくことが大事なのです。

では心理療法にはどのような技法があるのか、簡単に説明しますね。


箱庭療法は、心理療法の中でも有名なものの一つではないでしょうか。

遊戯療法の一つとされ、問題を抱えた人自身の表現から治療を行っていくものです。決められた箱の中におもちゃを配置させ、その過程を見ながらその人の状態を知ろうというもの。
また、そうやって配置していくことにより、その人自身の気持ちも解放することも出来ます。


心理療法の一例として箱庭療法をあげましたが、この箱庭療法が有効な人もいればそうでない人もいます。様々な心理療法の中から問題を抱えた人に合った療法を選び出す必要があります。


何がその人のためになるのか見極める行為は、大変難しいことです。
だからこそ、心理療法を行う人には多くの知識と経験が求められます。

しぐさで分かる心理学|心理療法って何?