恋愛心理学 (31)

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愛情深度判定式

恋愛は感情でするもの。計算するだなんてもってのほか!と考えている人は多くいるのではないかと思います。 でも、「計算して恋愛する」ことは出来なくても「今ある愛情の深さを計算する」方法はあるのです。 その尺度になるのは、二人が会っている時間と回数。 さてここで質問です。次の?@~?Bの中で、もっとも親密度が高い関係はどれだと思いますか? ?@月曜日から金曜日、平日2時間ずつの計10時間会った ?A土曜日、日曜日それぞれ5時間ずつの計10時間会った ?B土曜日一日だけ、10時間連続して会った 時間はどれも同じ10時間です。けれどこの3つ、親密度は同じとは言えません。 対人関係について「広く浅い関係」もしくは「狭く深くの関係」という言葉をきいたことはありませんか?「広く浅い関係」とは範囲は広いけれど、そのどれもが表面的な関係。「狭く深くの関係」とは範囲は狭いけれど、その一人ひとりとのつながりが深い。 恋愛ではどちらの関係が望ましいでしょう?もちろん、後者ですよね。 実は会っている時間と回数についても、同じことが言えるのです。 会っている回数が多くても、その一つ一つが浅ければ親密度が高いとは言えません。逆に会う回数が少なくとも、その一つ一つが深いものであれば、新密度は高いといえるのです。 ?@~?Bを親密度が高い順に並べると?B、?A、?@が正解、という訳です。 自分と恋人の関係は?@に当てはまってはいませんか?一見親密度が上がっているように見えますが、それは大きな落とし穴です。ご注意を!

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おすすめデート空間

同じデートをするなら、昼間のデートよりも夜のデートがお勧めです。 なぜ夜のデートがおすすめなのか。それは時間帯が問題なのではありません。 夜のデートがおすすめな理由は「周りが暗いから」。 暗い中にいる男女は、新密度が増す傾向にあるのです。 とある実験をした学者がいます。見知らぬ男女を、一方は明るい部屋に閉じ込め、もう一方は暗い部屋に閉じ込める、という実験です。 結果、明るい部屋の男女は話すだけでその時間を過ごしましたが、暗い部屋に閉じ込められた男女はお互いに触れたり抱きしめたりなど、話すだけでなく親密な接触行為を行ったのです。 夜、照明が暗めの食事デートなんて最適です。良い雰囲気の中での美味しい食事は人の心を緩めますし、暗い場所は二人の親密さを深いものとします。 高層階にある夜景の見えるレストランなどはロマンチックで好まれますが恋愛心理学的にも大きなメリットのあるデートスポットと言えます。 「夜のデートはちょっと……」という関係の人とデートする場合も大丈夫。昼間でも暗い中でデートをすることは出来ます。 そのデート法は、映画館やプラネタリウムに行くこと。特に心臓がドキドキする映画なら暗闇の効果と、生理的なドキドキを性的なドキドキと勘違いする「錯誤帰属」の効力によって二人の親密さを増す手助けとなってくれることでしょう。

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ドキドキとドキドキ

「胸がドキドキする」ということはよくあります。人はその「ドキドキ」の意味を取り違えることがあります。これを「錯誤帰属」、「吊り橋効果」と呼びます。 「ドキドキの意味を取り違えるって?」と思う人もいるかもしれません。 それは、こういうことなのです。 好きな人とすれ違ったりして好きな人に近づいたとき、胸がドキドキしますよね。これはいわゆる性的興奮。相手を意識してのドキドキです。 けれど人はスポーツをするなど激しく動いた時にも心臓は「ドキドキ」するのです。 これは生理的興奮と呼ばれるもので、好きな人や気になる異性に対する性的興奮とは本来全く意味の違うものです。 この二つの「ドキドキ」を取り違えるのが、「錯誤帰属」。 この効果を実証するために吊り橋で実験が行われたことより、「吊り橋効果」とも呼ばれています。 運動したあとなどで心臓がドキドキしているのに、そのときそばにいた人に対してドキドキしていると勘違いしてその人のことを「好きだ」と思ってしまうのがこの効果。 つまり相手の気持ちを自分の方に振り向かせるために、一緒にスポーツしたりして「ドキドキ」させるのも一つの恋愛成就のための手段ということ。 「ドキドキ」した相手は、傍にいる人にドキドキしている、と思ってくれるかもしれません。 人は心臓がドキドキしただけで恋に落ちてしまうこともあるのです。

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おねだりロケーション

恋人におねだりするとき、皆さんどうします? もともとおねだりは頼みにくいことを言うこと。何回も同じことを言うのも疎まれそうだし、出来れば一度で成功させたいですよね。 ではどういうタイミングでおねだりするのが「良いおねだり」なんでしょう? ここで知っておくと良いのが「ランチョン・テクニック」です。 これは、何かを食べたり、飲んだりしながら相手を説得する方法です。 ではこの方法にどのような効力があるのか考えてみましょう。 自分が何か美味しいものを食べたり飲んだりしているところを想像してみてください。それは、多くの人にとって心地の良い、安らぐ時間ではないでしょうか。そういった時間、人の気持ちは知らず知らずのうちに緩んでいるのです。 そのときがまさしく、おねだりするねらい時! 外食なら素敵な雰囲気の店を選び、美味しいものを食べている時に、おねだりしてみてください。 恋人は良い店の雰囲気、美味しい食べ物を味わいたいために、不要な対立は避けようと思うはずです。 それはすなわち、「YES」の返事をするということ。 雰囲気が良ければ良いほど、料理が良ければ良いほど相手はより楽しくその場を過ごしたいという心理作用が働くので、おねだりが成功する確率も高くなるといえます。

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腕組みされたら……

あなたは、誰かと話している時に腕組みをしてしまったりはしていませんか? もしくは、話している相手に腕組みをされた、そんな経験はありませんか? 案外腕組みというのは「気がつけばしていた」というように、自分ではしているつもりがなくてもしてしまっている、無意識の状態で行う動作のように思います。腕組みが癖、という人もいるのではないでしょうか。 しかしこの腕組み、無意識に、何も考えずにしているように見えて、深層心理を示しています。 深層心理とはつまり自分の心の奥底。その部分を表現する動作、ということなのですね。 では腕組みはどういった心理を示しているのでしょう? よく腕組みをする人は警戒心が強いとも言われますが、話している相手に腕組みをされた場合は要注意。 腕組みは、実はその相手や話に対してよく思っていないというしるし。 あなたが話している間に相手が腕組みをしたなら、あなたの話に対してよくは思っていない可能性が強い、ということです。もしかしたらあなたの話に対してよく思っていないのではなく、あなた自身に対し好意を持っていない、のかもしれません。 腕組みがこういった深層心理を示す傾向は女性の方が強い、と言われています。 気になる女性が腕組みをしだしたら、男性側は気をつけなくてはいけません。 また腕組みの心理学的意味を知っている人がどれほどいるかはわかりませんが、それほど仲の良くない相手の話を聞く時に無意識に腕組みしてしまわないよう注意しましょう。

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