商談-脚を見てみよう

応接室など、相手の「足」が見える場所で商談しているときは、その足の動きにも目をやりましょう。
足の動きは相手の心情を読み取る材料の一つ。その材料から商談をどのように進めるか筋道を立てていくのも良いでしょう。


人にも「なわばり」があるのですが、脚を大きく広げて座っている人は、その「なわばり」を広く取りたい証拠です。
こういった人は、自分を大きく見せようと虚勢を張ります。権威主義的でもあるので、相手が上位にある商談、こちらが商品を売り込もうとしている商談などでは気持ちよく進めることは出来ないでしょう。
自分より「下」である相手に、威圧的な態度、悪く言えば横柄な態度を取る傾向にあるからです。


脚を広げて座る人もいれば、かたく閉じて座る人もいます。
こういった人は、今の状況を不安がっています。緊張しているのかもしれません。そういった相手にはまずゆったりと話が出来るように、不安感を取り除いてあげるところから始めると良いでしょう。


広げすぎでもなく、閉じすぎでもなく、軽く脚を開いているという人は、商談をするには最も良い状態にあるといえます。
軽く脚を開くのはリラックスして話を聞いている、ということ。何かしら悪い印象を抱いている相手に対しリラックスは出来ません。つまり、リラックス出来ているということは好意をもって話を聞いてくれることでしょう。

しぐさで分かる心理学|商談-脚を見てみよう