色彩心理学 (24)

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色彩心理学を知ると良いワケ

色彩心理学の考え方から、何色を好むか、または何色を嫌うか、ということによってその人の性格や特性を知ることが出来ます。 一時的にその色が好きと感じた、いうことなら、その色はそのときの気分を表す色であるともいえます。 もちろんその特徴や効能は色によって違います。 「色」が持つ意味、効果が異なるからこそ、色彩心理学は成り立つのです。 その色のファッションをしているとどういう影響を与えるのかを知っていれば、また自分のファッションに取り入れる色合いが変わってくるかもしれません。 またどうすれば自分の望む部屋になるのか、インテリアに向いているのは何色なのか、色彩心理学の観点から考えてみても面白いと思います。 日常生活の中には様々な色が溢れています。自分自身で色を選択する機会も、少なくはありません。 その時に 「心理的にどの色にはどんな意味があるのか」 ということを知っていれば、自分の生活をより過ごしやすく、より楽しいものにすることも可能、ということです。 この世のすべての色を網羅してその意味をつかむことは専門家でも難しいでしょう。それほど多くについて知る必要はありません。「身近にある色」について、心理的な基本知識を押さえておくだけでも、自分の世界をまた違ったものにすることが出来ると思いますよ。

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2色のボトル、オーラソーマ

「カラーセラピー」は色で人を癒すものです。カラーセラピーを行うときには色彩心理学の知識が欠かせません。 その「カラーセラピー」、手法は様々なものがあるのですが、その中でも「オーラソーマ」は近年日本でも知られるようになりました。 皆さん、上下が2層に分かれているボトルを見たことはありませんか? 上が青で下が赤だったり、逆に上が青で下が赤だったり、似たような色に見えて少しずつ異なっていたり。ボトルがたくさん並んでいる様は非常に色鮮やかなものです。 そのボトルは「アロマテラピーボトル」で、ただ色だけがついているボトルというわけではありません。一つ一つには天然ハーブなどの「エネルギー」が入っている、とされています。 このアロマテラピーボトルが、「オーラソーマ」というカラーセラピーに用いられるものなのです。 オーラソーマは、103種のボトルの中から、自分の好きなボトルを4つ、重複しないように別々のものを選んでいきます。 また選び方も直感を司る左手で選ぶようにします。 選んだボトルの 上層が顕在意識と呼ばれる、「自分が意識できる、自分でわかっている部分の意識」を示し、 下層が潜在意識と呼ばれる、「自分ではわからない、自分の奥底に眠っている意識」を示す、 と考えられます。 色自体のもつ意味、組み合わせなどから、ボトルを選んだ人の心理状態を読み解いていくのです。 一見すると占いのようですが、これは色彩心理学の考えをもとにしたセラピーです。ボトルを選択することによって得られる情報と、専門科による心理カウンセリングによってその人の悩みを明らかにし、解決に導いていく、立派な心理的療法なのです。

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色彩心理学とカラーセラピー

皆さん、「カラーセラピー」や「カラーヒーリング」というものがあることを知っていますか? 直訳すれば「色の心理療法」。 色によって心を治療する、というものです。心理学が注目を集めるようになって、よく聞かれるようになったものの一つですね。 実はこのカラーセラピー、数千年前のエジプトでも行われていたという記録があるそう。それほどの昔から「色」の概念は人と密接にかかわっていたということですね。 色は本来視覚情報、つまり目で見る情報です。なぜ「見る」情報で「癒す」ことができるのか。それは、色は視神経を通って脳に伝わることで、体の中のバランスに影響が与えられる、というのです。 簡単に言うと、脳が色によって影響を受けて、それぞれの色によって違ったサインを出す、ということ。 出されるサインが色ごとに違うため見る色によって、人を落ち着かせたり、逆に怒らせたり、暗くさせたりと、様々な感情が引き起こされるのです。 その「色」が持つ特性、効能を利用して人の心を治療していくのが「カラーセラピー」。 その人の状況に合わない「色」を用いて治療を行っても、患者が癒されることはありません。どの「色」が人にどのような影響を与えるか、治療する側の人はしっかりと把握しておく必要があります。 その人たちが理解しなくてはならないものこそ、「色彩心理学」と呼べるものです。つまり、色彩心理学を理解して初めて、カラーセラピーを行うことが出来るということですね。

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色彩心理学って何?

色彩心理学とは、そのものずばり「色」に関する研究をする心理学。 心理的な面からだけでなく、文化や、色彩自体についての考え、人の生理的な部分、倫理観や宗教観、歴史的背景など、様々な面から研究している学問の一つになります。 しかし、色の心理学といわれても漠然としていてどういうことかわかりづらいですよね。 私たちの周りには実に様々な色が溢れています。たとえば、緑という色。一口で緑といっても、木の葉の色や芝生の色、はたまた信号の色も「緑」と呼ばれます。ですが、同じ「緑」と呼ばれても、その中でも一つ一つ色は違います。 「緑」と聞いても、思い浮かべる緑の色は全員が同じとは言えないのです。 濃い緑を思い浮かべる人もいるし、薄い緑を思い浮かべる人もいる。「緑」と聞いてどんな光景を思い浮かべますか、と尋ねても、多少共通点はあっても全員一つの答え、とはならないでしょう。その色の好き嫌いも違います。 それは、日常生活の中で「見る」という行為によって色から様々な印象を受けるから。 そして、その印象は人によって感じ方が違っているからです。 その人それぞれ感じ方が違う「色」に対してどのように感じるかを研究することにより、その人の自身の傾向を理解することが出来る、と考えらます。また人がどの色についてどのように感じるか、たとえばある色を好きと思う人はどんな人か、嫌いと思う人はどんな人か、など理解していれば、多くの分野でそれを利用も出来るでしょう。 色彩心理学は難しいように見えて、実は日常生活に密接にかかわっているものなのです。

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