子供のスポーツ何にする?

今、いろいろなスポーツが注目を集めています。しかも小さいうちからさせた方がより高い能力に芽生えると、熱心に子供にスポーツをさせたがる親も少なくはありません。


このスポーツ、何をやらせるかによっても子供の人格形成に与える影響は大きく違います。


たとえば、サッカーや野球など一人ではなくチームとして戦うスポーツ。
チーム、つまり集団の中ではどうしても秩序や協調が必要になります。こういったスポーツを小さい頃から続けることで、チームでの調和、協調性を身につけることが出来ます。集団内での上下関係についても、団体競技を行っている子供は知らず知らずのうちに学習するのです。
ただ集団で行動するということは、常に誰かが傍にいるということ。人と一緒にいたいという親和欲求は強くなってしまいますし、逆にそういった欲求が強い子が団体競技を好む、ともいえます。


逆に水泳や格闘技など、自分ひとりで戦う競技の場合。
1対1でのスポーツは、協調性などは培われないものの、すべての責任は自分にのしかかってきます。だからこそ、自分で何をしたいか、今自分はどのように感じているか、ということを直接表現できるようになります。
度を過ぎればわがままとも取られかねないですが、きちんと自分自身の意思を口に出来るようになるのです。


このように、団体競技をさせるか個人競技をさせるかによって子供に与える影響は大きく違います。また競技内容によっても、その影響は異なってくると考えられます。ただし親の意向だけで子供がするスポーツを決めては長続きしないもと。きちんと子供の希望も聞き入れて適性のある競技をさせてあげるようにしましょう。

しぐさで分かる心理学|子供のスポーツ何にする?